- 2010年6月24日 13:03
2010年度春学期、小林博人研究室では以下のプロジェクトが行われています。
◯田根プロジェクト
このプロジェクトは、滋賀県長浜市にある田根地区を対象としながら行われているプロジェクトです。今期は、<植谷邸班><地域交流施設+新木造住宅班><林道班>の3つに分かれた活動を行っています。
プロジェクトの進捗は、ブログ「田根日記」で見ることができるので、ぜひご覧ください。
>植谷邸班
このプロジェクトは植谷さんから使用許可をいただいた谷口に立地する古民家を「慶應義塾大学小林博人研究室とマサチューセッツ工科大学(MIT)建築学科神田駿スタジオの研究拠点」且つ「地域活性の促進拠点」へと改修していくというものです。この改修は長期的展望をもちながら、フェーズごとに、低資金ですすめていく予定です。
その際に学生自身が掃除や加工・施工に積極的に参加できること、植谷邸の古民家に内包される全てのモノや歴史といった財産を使用できるということがポイントだと考えています。慶応とMITの学生の使用と地域住民の使用が効率的に、また相乗的におこなえるような設計・運営をおこなっていく予定です。また、あらゆるプロセスにおいて地域の人々を巻き込みながら、学生と地域、地域内での交流が増えるようなアクションもおこし、結果的に活力の拠点となることを目指しています。
>地域交流施設+新木造住宅班
高畑町は地理的にも機能的にも田根の中心のような場所として存在しており、それゆえ人を集めて活性化できるポテンシャルを持っていると考えています。我々は、この場所に従来の公民館よりももっと気軽に子供からお年寄りまで立ち寄ることが出来る地域交流施設を計画しています。この際、実際に建物を設計するだけでなく、周辺の水路を計画に盛り込む等、建物の周りのランドスケープにも考慮した計画をしていこうと考えています。
今期はこうした水に関するリサーチのみならず、デイケアセンター設計で得た材料費への問題意識から、木の流通に関するリサーチもすすめていく予定です。このように今期は水を中心に調べる班と木の流通を中心に調べる班の2班構成で、活動していく予定です。
木班では森林組合、県庁、製材業者、工務店に対するヒヤリング調査を、水班では敷地周辺のフィールドワークや伝承、自然についてのヒヤリング調査を行うことで以上の問題意識にアプローチしていきたいと考えています。
また若年層のための新築木造住宅のプロトタイプについても調査を始め、田根独自の家づくりにも着手します。
>林道班
林道班は、田根の三方をつなぐ林道に焦点をあて、来年度の大河ドラマにまつわる小谷城の史跡や琵琶湖の眺望できる尾根、美しい杉林などをめぐる林道の設計を目指しています。このプロジェクトでは、純粋な山歩きの楽しさの他に、昔ながら野山での遊びの子供たちへの継承と新たな遊びの発見、森林浴を通じた身体へのセラピー効果、さらには林道の整備によってもたらされる獣害への効果など、山に関する様々な問題を総合的に捉え未来の里山について考えていきます。
田根の人にとっては最も身近な山の魅力を再確認し、その環境を地域の力で持続させること、訪れる人にとっては、田根の風土の素晴らしさを共感して体験してもらえるようなストーリーを提案し、より多くの人々が自分たちの地域をよりよく理解し、地域がより活発になっていくことを最終的な目標とします。
◯田根プロジェクト
このプロジェクトは、滋賀県長浜市にある田根地区を対象としながら行われているプロジェクトです。今期は、<植谷邸班><地域交流施設+新木造住宅班><林道班>の3つに分かれた活動を行っています。
プロジェクトの進捗は、ブログ「田根日記」で見ることができるので、ぜひご覧ください。
>植谷邸班
このプロジェクトは植谷さんから使用許可をいただいた谷口に立地する古民家を「慶應義塾大学小林博人研究室とマサチューセッツ工科大学(MIT)建築学科神田駿スタジオの研究拠点」且つ「地域活性の促進拠点」へと改修していくというものです。この改修は長期的展望をもちながら、フェーズごとに、低資金ですすめていく予定です。
その際に学生自身が掃除や加工・施工に積極的に参加できること、植谷邸の古民家に内包される全てのモノや歴史といった財産を使用できるということがポイントだと考えています。慶応とMITの学生の使用と地域住民の使用が効率的に、また相乗的におこなえるような設計・運営をおこなっていく予定です。また、あらゆるプロセスにおいて地域の人々を巻き込みながら、学生と地域、地域内での交流が増えるようなアクションもおこし、結果的に活力の拠点となることを目指しています。
>地域交流施設+新木造住宅班
高畑町は地理的にも機能的にも田根の中心のような場所として存在しており、それゆえ人を集めて活性化できるポテンシャルを持っていると考えています。我々は、この場所に従来の公民館よりももっと気軽に子供からお年寄りまで立ち寄ることが出来る地域交流施設を計画しています。この際、実際に建物を設計するだけでなく、周辺の水路を計画に盛り込む等、建物の周りのランドスケープにも考慮した計画をしていこうと考えています。
今期はこうした水に関するリサーチのみならず、デイケアセンター設計で得た材料費への問題意識から、木の流通に関するリサーチもすすめていく予定です。このように今期は水を中心に調べる班と木の流通を中心に調べる班の2班構成で、活動していく予定です。
木班では森林組合、県庁、製材業者、工務店に対するヒヤリング調査を、水班では敷地周辺のフィールドワークや伝承、自然についてのヒヤリング調査を行うことで以上の問題意識にアプローチしていきたいと考えています。
また若年層のための新築木造住宅のプロトタイプについても調査を始め、田根独自の家づくりにも着手します。
>林道班
林道班は、田根の三方をつなぐ林道に焦点をあて、来年度の大河ドラマにまつわる小谷城の史跡や琵琶湖の眺望できる尾根、美しい杉林などをめぐる林道の設計を目指しています。このプロジェクトでは、純粋な山歩きの楽しさの他に、昔ながら野山での遊びの子供たちへの継承と新たな遊びの発見、森林浴を通じた身体へのセラピー効果、さらには林道の整備によってもたらされる獣害への効果など、山に関する様々な問題を総合的に捉え未来の里山について考えていきます。
田根の人にとっては最も身近な山の魅力を再確認し、その環境を地域の力で持続させること、訪れる人にとっては、田根の風土の素晴らしさを共感して体験してもらえるようなストーリーを提案し、より多くの人々が自分たちの地域をよりよく理解し、地域がより活発になっていくことを最終的な目標とします。
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- 2010年度春学期各プロジェクト概要 from hiroto kobayashi lab.