田根プロジェクト
慶応大学小林研究会は、平成19年の池奥ワークショップをきっかけに以降5年に渡って田根での活動を続けてまいりました。その間には毎夏のMITとの協働ワークショップや、高畑町のさくら番場のデイサービスセンターの建設など田根の未来像を地域の皆様と一緒に考え、時には学生のアイデアを地域に示すことで刺激とし、時には実際の建築設計を通じて新たな地域介護システムそのものを始めるきっかけを創りだしました。私たちの大学研究会としての建築設計とまちづくりのアカデミックなバックグラウンドを実際の田根のリアルな現実にどう応用していけるかという試行錯誤を通じて、閉じた地域の現実に如何に他所者が介入できるかというこれからの都市(・地方)問題に対する社会的な挑戦をしてきました。