小林博人研究室

慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)小林博人研究室では環境デザインに着目し、
建築や土木構造物にとらわれない、様々な都市の様相の変化にまつわる研究を行って きました。

都市を構成するハードな空間構成要素から、ソフトなコミュニティの人間関係まで、
都市の変わり様を的確に捉え次の都市の在り様を構想し、ヴィジュアライズすること を目的に活動しています。

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日本橋プロジェクト -TokyoCanalProjectでの提案-

日本橋プロジェクト -TokyoCanalProjectでの提案-

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NIHONBASHIーTOKYO CANAL PROJECTへの参加、提案ー
時期:2005年10月~2005年2月
メンバー:平井、橋本、木名瀬、土橋、長田

このプロジェクトは小林研究室が2005年に東京キャナルプロジェクトの第二期に参加したものである。
テレデザインがコーディネートを行っていたこのプロジェクトでは、ランドスケープアーキテクトや 各大学の学生と共に数回のワークショップを通じて東京のキャナルを対象にリサーチ、プロポーザルを行っている。
2005年の秋から冬にかけて、江戸東京博物館で行われる展覧会『東京エコシティ新たなる水の都市へ』の 出展に備えて、東工大のチームとキャナルプロジェクトメンバーと何度もディスカッションを行い、 リサーチ、プロポーザルを行ったものである。
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慶應大学小林研のチームでは、東京を流れる運河を下水、上水、さらには道路などの都市の インフラの一部として捉えることを切り口として、現在の運河の背景、ネットワークをリサーチした。
近代化から現代に至るまでの、海運から陸運への変化や都市のスピードの劇的な加速など、 パラダイムの変化を問題として考えていた。
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提案では、近代以降加速するインフラのスピードと大規模化に対するオルタナィブを 模索した。
災害、効率を重視するため、出来るだけ都市から水を排出しようという現代の パラダイムに対して、東京の多くを占める公共の土地である道路の総面積とネットワークに 着目して、まるで東京がスポンジの様に働いて水の循環を遅く、そして小型化する中水ネットワークの 提案を行った。
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現在、下水、上水という形で都市の至るところに張り巡らされている水路は可視化されてはいないが、 中水利用を促進し、都市の各所で扱うことによって、水の都市への可視化を積極的に行い、 都市のあちらこちらに水の気配が覗く風景を提案した。
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これは、2005年1月に行われた江戸東京博物館における展覧会の様子である。
東工大のチームとともに、NewTokyoWaterCityのセクションを担当し、プロジェクトの 展示、そしてシンポジウムなどを行った。

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